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よっけがリスペクトする奏者 - 茨木智博さん編


皆様、こんにちは・こんばんは!

 

─────────(前置き)─────────

オカリナ奏者ってどの方もそれぞれの違った上手さがあると思います。

本題へ入る前に、「上手い」には種類があることを前提におきます。

 

◯技術・テクニック

難しい小技や複雑な演奏が上手い

 

◯音色・響き

印象のある音色で聴き入らせるのが上手い

 

◯安定感

目立つことはしないが安定していて垢抜けている

 

人にはそれぞれ個性があるので、当然「上手いところ」も

違い、誰が一番上手いというのは一概に言えません。

(人には得意分野と苦手分野があります。)

───────────────────────

 

さて、たくさんのオカリナ奏者さんが日本中にいる中で僕が今

「この方のここが上手いな~」というのを紹介したいと思います。

 

今回は 茨木智博さん のことを紹介してみたいと思います。

 

僕が茨木智博さんのコンサートを初めて拝見したのは

2018年9月30日(日)に札幌Kitaraで行われた

「Viva!Ocarina北海道の仲間たちによる演奏」というコンサートです。

 

まず、そもそも僕自身が全国的に活動しているオカリナ奏者さん

の演奏というものを聴いた経験が無かったので、ある意味僕には

いい意味でしょっぱなから刺激が強すぎたかもしれません(笑)

 

音楽レベルの高さは勿論なのですが、茨木智博さんから感じた事を

簡潔にお話してみたいと思います^^

 

 

◇注目を浴びやすい人

 

世の中にはオカリナに限らず様々な楽器で、プロで活動していない

方でもめちゃくちゃ上手い人っていますよね。

YouTubeで検索すれば上手い人はゴロゴロ出てきます。

でも、その「プロじゃないけど上手い人」には一概に全員とは

言わなくても、だいたいの共通点があります。

 

注目を浴びる人の多くは「技術・テクニック」が凄かったりします。

 

確かに技術・テクニック的な演奏は派手で目立つので、見る人に

とってシンプルに印象に残りやすいので、「わぁ上手い!」という

結論に至るまでの速度が速いわけです。

勿論そうでない部分で注目を浴びる奏者さんもいらっしゃいますが。

 

 

◇プロで演ってる人とそうでない人の違い

 

ではプロ奏者は何が違うのでしょうか??

ダイレクトに演奏が収益に繋がる身分でもあるので、勿論練習量も

違うとは思いますが自分の演奏がまずお客さんの耳に届かなくては

意味がありません。

その為に技術・テクニックだけではなく「聴かせる演奏」をします。

 

その「聴かせる演奏」にも種類があります。

 

1.パッと聴いて聴きやすい

2.印象のある音色・響きに惹かれる

3.何の曲かわかりやすい(とっつきやすい)

 

ことが条件だったりもします。

これらに「音色・響き」「安定感」が関わることもあります。

もちろんプロの中にも様々な方がいますので、上記これらの全てが

長けている人、あるいは上記のいち部分だけ長けている方がいます。

 

◇最高レベル/基礎レベル/土台レベル

 

さて、僕はこれらを「最高レベル/基礎レベル/土台レベル」と勝手に命名

して分類しています。

ただ、ここで誤解してほしくないのが「最高レベル」について、これは決して

レベルが高い部分(最高)だから他のことを無視しても成り立つレベルという

意味ではなく、本人が出せる技術の最高レベルだと思って頂ければと思います。

 

わかりやすい図を用意してみました。

 

◇最高レベル

技術・テクニックが高い方というのは高めるだけ「目立つ」事ができます。

◇基礎レベル

音色・響きが印象的な方というのは観客にとって「心地よさ」を提供できます。

◇土台レベル

安定感のある方というのは観客に「安心感」を与えられます。

 

上の図もそうですが、この形状なにかに似てませんか??

そう、家です。

 

屋根が高ければ周りや遠いところからも目立って見つけやすいのです。

壁や空間が良ければ居心地が良く、もっとその場所に居たいのです。

土台・基礎がしっかりしていれば住んでいて安心感が違うのです。

 

建設業者やそれに関係する人は、それらの基準を満たせる建物を顧客に

提供する事で、収入を得ています。

 

音楽でも当てはまり、それらを提供する事で観客から収入を得ます。

プロ活動をしている方々はこれらの様々な分野を日々磨きあげています。

 

 

◇プロでも全てがバランス良いわけではない

 

「プロなら全部備わってるんでしょ?」というと実はそうではありません。

やはりプロであっても、どれかが長けているのです。

 

茨木智博さん に関して僕が一番感じているのは、

 

”基礎レベルが非常に高いがゆえ最高レベルも高い”

 

というのが僕のいちばん感じている印象です。

 

茨木智博さん は難しい曲も数多くこなしておりクラシック業界において

オカリナ奏者として技術力が高いと見られがちですが(技術も高いですが)

そもそも基礎的なレベルが非常に高いところが結果的に難しいフレーズや

難しい曲を吹ける結果に繋がっており、一見難しいフレーズだけをパッと

見ると周りから「わぁ難しいフレーズも吹けてテクニックが凄い」という

印象になります。

 

が、本人としては難しいフレーズを”小技”を使って吹いてるつもりはなく、

培ってきた高い基礎レベルを使ってただ普通に吹いてるに過ぎないのでは

無いかな~と僕は思います。

 

というわけで要約すると、 茨木智博さん は

 

「基礎レベルが異常なまでに高い」

 

というのが僕の見解です。

 

 

◇「速弾き」と「速い音符を弾く」は違う

 

よくギターでも勘違いされやすい事があるのですが、

速弾き」は誰しも憧れる技術の一つだと思います。

 

よくロックギタリストが演る「速弾き」はとにかく指が速く動いて

派手だし音もカッコいいので「速弾き」に憧れたミュージシャンが

そればかり練習して真似する方も多くいらっしゃるかと思います。

 

しかしあのようなフレーズを”音符”にして見ると、クラシック業界に

おいては全く普通の音符だったりします。

変な話、曲によってはロックギタリストがソロ中に弾くのと似たような

速さの連符がクラシックの曲で普通に譜面で出てきたりします。

 

それをバイオリニストなどは涼しい顔で演奏していたり、クラシック

ギタリストも速弾きと思えるようなフレーズを普通に弾いたりします。

 

彼らにとっては「速弾き」をしているわけでは無いのです。

それらは全て普通の事であって、基礎的な練習を積み重ねて培った

基礎レベルを使って、譜面の「音符を弾いてる」に過ぎないのです。

これで「速弾き」と「速い音符を弾く」の違いが理解できると思います。

 

そう、茨木智博さん は決して「速弾き」をしているのではなく、

培ってきた高い基礎レベルで「速い音符を弾く」事ができる奏者だと

僕は見解しています。

 

 

是非皆さん、まだ 茨木智博さん の演奏をご覧になった事が無い方は

一度コンサートなどを観に行ってみてはいかがでしょうか^^✨

 

茨木智博 - WEBサイト:http://www.ibarakitomohiro.com/

 

以上、よっけがリスペクトする奏者 - 茨木智博さん編 でした。

by よっけ - yokkeOcarina

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コメント: 3
  • #1

    mariamonica (月曜日, 09 3月 2020 22:14)

    よっけさん、こんばんは 茨木智博さん 素敵なオカリナ吹きさんと思います

      音色もさる事ながら お顔も格好良い ですよね

  • #2

    よっけ(管理者) (火曜日, 10 3月 2020 23:58)

    >>mariamonica さま♪
    mariamonicaさん、こんばんわ~^^
    茨木智博さん、演奏だけでなく雰囲気もカッコいい方ですよね~!
    また機会があれば茨木さんのコンサート観に行きたいな~と思っております♪✨

  • #3

    佐藤亮子 (水曜日, 11 3月 2020 16:49)

    久しぶりのコメントになります。
    覚えていらっしゃらないかも?笑

    茨木さんは私がオカリナにハマった運命の人です。笑
    何年も前に、焦がれて焦がれて東京のアケタの店へ出向き、その生演奏を聴きに行きました。
    今でも最高のオカリナ奏者だと思っています�
    よっけさんの解説、そうだよねーと思いながら読ませていただきました。
    ありがとうございます。